今回は座間周辺のちょっと変わった「トンネル」を紹介!
前回紹介した座間市相模が丘の「桜並木」につづいて、今回は座間市のお隣相模原市南区相武台・新戸周辺のスポットを紹介したいと思います。前回に引き続きアクセスマップを作りましたので、こちらもぜひぜひご活用ください。
・米軍キャンプの真下の道!「市道 新戸相武台」 |
・実際に歩いてみよう! |
・新戸隧道アクセスマップ&まとめ |
米軍キャンプの真下の道!「市道 新戸相武台」
小田急線相武台前駅から相模原市側へ向かって歩くこと5分のところに、相武台から新戸地区へ抜ける一本道があるのをご存知でしょうか。
全長約1.4km、正式名称は「相模原市道新戸相武台」、俗称として全体が「新戸隧道」等とも呼ばれています。行幸道路こと県道51号線を除けば、相武台前駅前から相模川沿いへ一直線で行ける唯一の脇道です。
また、この市道は道全体が米軍キャンプ座間のど真ん中を貫いており、さらには相模川の河岸段丘を綺麗にくり貫くように作られている為、まるで左右を崖に囲まれた谷底のような構造をしています。
以前は車も時間制限付きで通行できましたが、現在は拡張工事の為、歩行者と自転車のみ通行可能となっています。確か、私が高校生くらいから工事をやっているので、もう何年やってるんでしょうか……笑(平成31年末に事業完了予定とのこと)
正直あまり目立たない新戸隧道ですが、今は車が通れない分、道路全体を歩くことできるのでお散歩やサイクリングの通過地点としてもちょっとした穴場となっております。今回は、そんな新戸隧道を実際に歩いてみました。
実際に歩いてみよう!
まずは小田急線相武台前駅からスタート。北口改札を出て、小田急OXを右手に見つつ城南信用金庫と吉野家のある横断歩道を相模原市側へ進みます。
そのまま相模原の相武台商店街をまっすぐ歩いていくと、途中看板が立てれた意味深な分岐が現れます。この先がいわゆる「新戸隧道」です。自転車の方はお手数ですが、いったん自転車を降りてから入口へ入ってください(道中は自転車走行可能です)
さっそく入ってみると、いきなり谷底です(笑 ちょうど撮影日が7月の頭くらいだったのでいい具合に木も茂っていますね。
随所に橋が架かっていますが、この上はすでに米軍基地内であり、つまるところ外国です。時たま車が頭上を走っていきます。
橋底から見上げた画。まさかの木製なんですね~!歴史を感じます。
ずいずい進んでいくと木陰のトンネルに入ります。なんだか異世界に通じていそうな雰囲気です。
こんな風にずうっと左右を擁壁に囲まれています。しかし木がないところはなかなか熱い……。ちなみにわかりづらいですが、この道は常にゆるい坂道になっているので、自転車で相武台から下っていくのはとても楽です。帰りは……そこそこきついです(笑
カーブを曲がると橋の架け替えを行っている工事現場が見えてきました。工事期間中は歩道橋を渡る形になっていますが、こちらは平成29年の9月ごろにはいったんなくなると工事現場の方がおっしゃっていました。
なお歩道橋内も自転車は降りてから通行してください。結構あぶないです。また左側通行ですのでご注意を。
さて、歩道橋を出ると真打!ついに隧道が現れました。余談ですが、本当は隧道というのはこの部分だけのことを指すのかもしれませんが、なんとなくこの道全体を隧道と呼んでいますね。私だけかな……?
隧道内に入ると、なんだかひんやり! 外よりも1度~2度低いようです。まだ工事中なのでふさがれいますが、歩行者用通路もしっかり整備されています。
昔はこのトンネルひどく狭くて、車はすれ違えないし、なんか昼間でも薄暗いしで、小学校のころは「お化けトンネル」なんて呼ばれていることもありました。あれはあれで風情があったのですが、実際左右を崖に囲まれて逃げ道のない構造のため治安もよろしくなかったようなので、綺麗になってよかったですね。
さらに進んでいくとうねーっとトンネルが曲がっています。これは頭上にある米軍施設の土台杭を避けた為なんだとか。いろいろと特徴がありますね。
さてさらに進むと出口が見えてきました。写真ではわかりづらいですが、このトンネル歩くと意外と長いです。
トンネルをぬけると間もなくゴールです。出入り口の手前は少し狭めですが、これでも昔と比べるとだいぶ広がった感じがします(笑)
ついに新戸に到着です! 眼下の彼方には相模川の河川敷と圏央道、そして大山が天高く浮かんでいて、なかなかいい眺めです。今回の約20分程度の旅路はここまでですが、良い日頃ならこのまま直進して相模川まで足を伸ばしてもいいかもしれません。また8月中ごろであれば座間市の「ひまわり祭り」も見ることができます。
ちなみにお帰りは、こちらの新戸山野のバス停か、やや離れますがJR相武台下駅が最寄りとなっています。
さて、さらっと歩いてきましたが、真夏ではさすがに汗だくになりました(笑 ですが途中木陰や隧道内の日陰がありますし、ちょっとした散歩やサイクリングの通過地点には良いのではないでしょうか。
なお、写真を見てもわかるかと思いますが、隧道の中は基本お店はもちろんトイレもありません。1.4km程度の行程ですが、念のため飲み物の用意等は先にお済ましください。
新戸隧道アクセスマップ&まとめ
さて最後に実際どこにあるかですが、簡単にマップにまとめておきました。参考までにご活用ください! 大きい画面・アプリで見たい方はこちらからどうぞ。
・名 称:相模原市道新戸相武台(新戸隧道) |
・最寄駅:相武台前駅(相武台側)、相武台下駅、新戸山野バス停(新戸側) |
・利用料:無料 |
・見どころ:米軍キャンプの真ん中を貫く不思議な光景と、木々のトンネル。 |
以上、皆さんもぜひちょっとマニアックな新戸隧道を訪れてみてください! 更新頻度がなかなか上がりませんが、ずずなし通信では引き続き座間周辺のちょっと変わったスポットを紹介していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m