新しくなった桜並木! 春は座間でお花見しましょう。
神奈川県座間市の相模が丘一丁目~四丁目にかけて、南北に伸びる桜並木道をご存知でしょうか。桜の名所というのは全国各地にありますが、地元でもお花見は楽しむことができます。前回の谷戸山公園に続いて、たまには地元を散歩してみませんか? 今回はアクセスマップも作ってみましたのでぜひご活用ください。
・桜並木の始まり「畑地灌漑用水路」 |
・生まれ変わった「畑かん桜」の道 |
・仲よし小道アクセス&ポイントマップ! |
・相模が丘「仲よし小道」まとめ |
桜並木の始まり「畑地灌漑用水路」
この相模が丘の桜並木は、私が小さいころ(20年くらい前)にはすでに存在していました。
それもその筈で、相模が丘桜並木の歴史は昭和24年(1949年)ごろまで遡り、戦後の物資不足によって食糧増産を迫られていた当時、生産地である畑地へ用水を供給することを目的として実施された「相模原畑地灌漑用水路事業」がその基になっています。
しかし、昭和24年から昭和38年まで、国の威信をかけて行われたこの灌漑用水(かんがいようすい)事業でしたが、事業が完了するころには座間市相模が丘地域(当時は相模台)にあってはすでに宅地化が進んでおり、「畑かん」はほとんどその役目を果たせずに水路上に蓋がされてしまいました。
このようにほぼ活用されなかった用水路ですが、その後水路の周りに周辺住民の方々によって桜が植えられて、現在の相模が丘の桜並木の原型が出来上がったのだそうです。
生まれ変わった「畑かん桜」の道
相模が丘の桜並木は、「桜並木」やあるいは「畑かん桜」などと呼ばれ、その後40年以上地域の住民に親しまれてきました。ちなみに公称では「仲よし小道」と呼ばれています。(私も最近まで知らなかった笑)
しかし、水路沿いに桜(ソメイヨシノ)が植えられて半世紀近くが経過して、木自体が寿命を迎えつつあったこともあり、平成26年度(2014年)に市と周辺住民の協同によって再整備が行われました。
それまではソメイヨシノが通り沿いにずっと植わっていましたが、再整備後は通常の春桜だけでなく寒桜などの様々な種類の桜が植えられ、年間を通して長い期間桜を楽しめるようになりました。また平成28年には座間市の景観重要公共施設にも指定されるなど、住宅密集地域における貴重な緑地の供給源としても活躍しています。
あの昔の鬱蒼としていた桜並木も嫌いではなかったのですが、再整備後は人通りも増えて、散歩道としてはかなり歩きやすくなりましたね!
仲よし小道アクセスマップ
さて、せっかくきれいになった桜並木ですが「場所がどこかわかない」という声が結構聞かれたので、この度はGoogle Mapを活用してアクセスマップを作ってみました。今後は少しずつ見どころポイントなども追加して行きたいと思いますので、ぜひぜひご活用ください。なお、アプリ・別画面で開くことでレイヤーを利用できますので、必要な情報のみ表示も可能です。
相模が丘「仲よし小道」まとめ
・名 称:仲よし小道(桜百華の道) |
・所在地:神奈川県座間市相模が丘(大体のスタート地点) |
・最寄駅:小田急線 小田急相模原駅(駅から徒歩5分程度) |
・利用料:無料 |
・見どころ:2月~10月ごろまで見れる桜並木(時期によって品種が異なります。) |
今回は座間市相模が丘の「仲よし小道」こと桜並木のご紹介でした! 近隣市に比べても極端に狭い座間ですが、意外と面白いスポットもあるので、今後も順次紹介して行きたいと思います。以上、こんぶでした。