いざ射撃場へ・・・その前に
さぁついに猟銃を取得できたらいよいよ射撃場へ! と行きたいところですが、まずは少し準備をしましょう。
〇 ルールを調べておきましょう
教習射撃の時に教官から口酸っぱく移動時の銃身を向ける方向や射台での動き方を教わったかと思いますが、トラブル防止の為にも、もう一度教本を読み直して鉄砲の取扱いについて勉強しておきましょう。鉄砲は一歩間違えれば大惨事ですので……。上はざっくりしたマナー表。
〇 耳栓かイヤーマフを買おう!
鉄砲の発射音はかなり大きく、直で聞いていると耳がおかしくなること請け合いです。おそらく教習射撃時に耳栓をもらったと思いますが、射撃場に行くときはそちらを持っていきましょう。あるいはイヤーマフ(耳当)なんか買っておくとより便利です。なお、弾を入れておくベストなどは射撃場で余裕があれば貸してくれたりしますが、念の為事前に電話で聞いておくといいかと思います。
〇 鉄砲のメンテナンス
当日いってみたら撃てない……それどころかいきなり銃身が破裂して大怪我なんてなったらたまったもんじゃないですよね。なので前日までには銃身内を磨いたり、撃鉄部分にメンテナンスオイル吹いたりくらいはしておいた方がいいかと思います。
〇 持ち物チェック!
射撃場に最低持っていくのは「猟銃」本体と「所持許可証(猟銃免許)」及び「火薬類等譲受許可証(弾の許可証)」です。また、上述の耳栓もお忘れなく。弾を入れておけるベストかポーチなども用意するとなおよいと思います。
準備ができたら今度こそ射撃場へ!
前段の準備が済んだらついに射撃場へ行きます。まずはどこの射撃場へ行くか決めましょう。
なお、神奈川県央あたりでは「大井射撃場」や「伊勢原射撃場」がありますが、時期によっては、土日はほぼ団体予約で埋まっている場合があるので、事前に予定が空いているか各射撃場のホームページや電話で下調べしておきましょう。平日なら混雑の有無はありますが、大体いつでも練習できます。
射撃場についたら……
今回お邪魔させていただいたのは、神奈川県足柄下郡大井町にある「大井射撃場」です。現地についたら準備をします。受付に行き指示に従って、猟銃免許と火薬類等譲受許可証を提示します。なお、弾については射撃場でも販売しています。
いざ射場へ……!
受付を済ませるとスコア表を渡されますので、それと弾・鉄砲等を持って射場へ向かいます。場内には、スキートやトラップなどの公式ルール用のレーンもあれば、もっとゆっくりクレーが飛ぶ練習用のレーンもあります。最初は練習用レーンで撃ち方を練習するのが無難でしょう。(大井射撃場では一番受付側の射場)
各レーンの小屋の担当者にスコア表を渡したら、指示に従い順番にクレーを撃っていきます! ただし、上述の通り場内ではいろいろルールがありますので、最初は何かと注意されることもあるかと思いますが、ルールとマナーを守って楽しく撃ちましょう。
さてさて、やっとこれで実際にクレーを撃つところまで来ました……。一部端折った部分もありますが、概ね猟銃取得から射撃開始までの流れはこんな感じです。かなり時間を要しますが、それだけに達成感もありますし、クレーに弾が当たるとなかなか爽快ですよ! 興味がありましたら、ぜひぜひトライしてみてください。
さて、この記事はクレー射撃を始めるまでの手順を紹介することを目的とするので大体これで終わりですが、次ページは最後に注意点のまとめと銃砲店のご紹介です。